coffee_tanaka’s blog

調布市深大寺東町にある自家焙煎珈琲豆屋『猫町珈琲研究所』の所員の田中コータが「自宅で飲むコーヒーが一番美味しい」をテーマに綴るコーヒーに関するあれやこれや。読んで頂いた方の自宅で飲む美味しいコーヒーのインスピレーションになると幸いです。

『知っておくとこれからのコーヒーの抽出がより深くなる、基本的な知識』

『知っておくとこれからのコーヒーの抽出がより深くなるしくなる、基本的な知識』

今日は、知っているとこれからのコーヒーの抽出がより深くなる、基本的な知識を書きました。

☆焙煎度(コーヒー豆の色または、コーヒー豆の焼き加減)

焙煎度は、大きく分けて、
・浅煎り(少し薄い茶色)
・中煎り(茶色)
・深煎り(焦げ茶色)

があります。

☆ 味の傾向
・浅煎り→酸味より
・深煎り→苦味より
・中煎り→酸味と苦味の中間、両方感じる。

☆ 抽出温度と味の関係
酸味は、低温でも抽出される。
苦味は、高温で抽出される。

なので、高温では、酸味も苦味も抽出される。

基本は、低温より、高温のほうが成分が溶け出す。
ただし、高温すぎると、美味しい部分だけでなく、美味しくない部分も抽出されるので注意。

☆ 挽き具合と抽出具合の関係
細かく挽くと、お湯と接する表面積が増えるので、より抽出される。ただし、美味しい成分だけでなく、美味しくない成分も抽出やすい。

粗く挽くと、お湯と接する表面積が小さいので、美味しくない部分は、抽出されづらいが、美味しい部分が抽出しきれない。

☆抽出時間と味の関係
お湯にあたってる時間が長いほうが、短い方に比べると、よく成分を抽出する。
ただし長すぎると美味しくない成分も抽出されてします。


まとめると、まず焙煎度があり、焙煎度ごとに、「挽き具合」と「お湯の温度」 と「抽出時間」の三角関係で味が決まる。ということです。
(今回は豆の種類やドリッパーのことを除いています。)

たとえば、
酸味の強い味が飲みたいとしたら、
基本的な考え方だと
・浅煎り
・細かめ
・高温
・時間多め

ですが、美味しくない部分(エグミや渋みなど」を出してしまう「過度抽出」をさけるために、調節が必要になるということです。バランスとる感じです。細かく挽き過ぎても、高温すぎても、時間が長過ぎても美味しくない成分は出てきます。

なので調節してみると、
・浅煎り
・ 中挽き
・高温
・時間短め

など。
もし今回でなんか納得いかない要素があれば、
「次回は、薄かったので、もう少し時間を長くしてみよう」
と要素を1つ1つ換えていけばいいのです。

抽出を重ねて行くとうちにこのバランスがわかってくると、抽出がより楽しくなります。

さらには、豆の種類、ドリッパーの種類、焙煎機の違いなどなど、まだまだいろんな要素が出てきます。
尽きませんね!😀

美味しい珈琲で豊かな人生を!😀