coffee_tanaka’s blog

調布市深大寺東町にある自家焙煎珈琲豆屋『猫町珈琲研究所』の所員の田中コータが「自宅で飲むコーヒーが一番美味しい」をテーマに綴るコーヒーに関するあれやこれや。読んで頂いた方の自宅で飲む美味しいコーヒーのインスピレーションになると幸いです。

『シュガーフリーなコーヒーの甘さ』

『シュガーフリーなコーヒーの甘さ』

よく聞くコーヒーの「甘さ」を、米を噛んでいると出るデンプンの甘さにも似たような甘さと捉えてます。
甘味料で足した甘さでもなく、自然な甘さです。

中煎りで感じ安いです。または、極深煎りを80℃くらいの低温でネルドリップすると感じ安いです。

砂糖の入ったスイーツ大好きな僕は、矛盾してるようですが、ブラックコーヒーに、シュガーフリーな自然な甘さを求めます。

どの焙煎度合いでも自分で焙煎して抽出したコーヒーに限らず、その中にもついつい甘さを探してしまいます。

もともと甘いもの好きなんでついついブラックコーヒーの中に甘さを求めてしまうのですね。
ただ、コーヒーに限っては砂糖をいれる甘さは、求めてないのですが。笑

美味しい珈琲で豊かな人生を!😀

『コーヒーは古くなるとどんな味がしてくるのか?参考までに。』

『コーヒーは、古くなるとどんな味がしてくるのか?参考までに。』

いつもどおりのお気に入りのやりかたで抽出をしていても、豆が古くなってきたら(焙煎日より10日あたりぐらいから)、酸味が強くなってきます。この酸味は、浅煎りのフレッシュな酸味とはちがい、フレッシュさのない酸味です。
温かいときは、気づかなくても、冷めるとその古い酸味が顕著にでてきます。

そして、古くなると香りも減ってきます。
香りも減るし、渋みにも似た古い香りを口の中にに感じるようになります。

深煎りでなくても表面に油が出てきます。
(深煎りでは、焙煎直後にも油が出てていることがあります。)
僕は、個人的には表面出てきた油は、新しい油ならいいのですが、出てきた油が古くなってしまうと、ほかの食品で油であたったことある僕は、飲んだあとに胃が少し気持ち悪くなるのことがあります。

なので、僕は深煎りを焙煎するときも、できるだけ油をテカテカまで出さないように、油の少ない深煎りを狙います。

油が悪いのでなく、時間がたって古くなった油があまり好きではないのです。

キャニスター缶に入れていても古くなると酸味も増え、油も出てきます。

こうならないためには、やはり、「焙煎して間もないものを2週間以内で飲み切る量だけ購入する!」に限ります!😀

美味しい珈琲で豊かな人生を!😀

『冷凍保存するよりエイジングを楽しむ』

『冷凍保存するよりエイジングを楽しむ』

保存というより「焙煎して間もないものを2週間以内に飲み切る量だけ購入する。」という考えをおすすめします。

あえて使うといえば、キャニスター缶に入れて、暗所に置くということだけ。

冷凍保存は、僕はあまりやりません。やったとしても、2週間以上たった古い豆だけ。

焙煎して、2週間以内の豆は、あえて、エイジングを楽しみます。少しずつ味がかわっていくのを日々味わいます。😀
焙煎直後の冷凍保存は、もったいないですよ!
冷凍保存するより、エイジングを楽しんでください。😀

冷凍保存は、劣化するのを遅くするだけです。止まるわけではありません。

やはり一番いいのは、「焙煎して間もない豆を2週間以内に、飲み切る量だけ購入する。」ですね。

美味しい珈琲で豊かな人生を!😀

『深煎りのほうが浅煎りよりもカフェインが多い?』

『深煎りのほうが浅煎りよりもカフェインが多い?』

先日、猫町珈琲研究所に来ていただいたお客様よりこんな質問を受けました。

確かにイメージ的にもなんだか深く煎った豆のほうが、浅煎りの豆よりもカフェインは多そうですよね。だけど、実は、煎ることによってカフェインが増えることも減ることもないのです。カフェインの量は、ほとんど変わらないと言われています。

ただし、細かく言えば、100gの浅煎りの豆と100gの深煎りの豆を作るときに、元々使用する生豆は、100gの浅煎りよりも、100gの深煎りのほうが、多いのです。
「深煎りのほうが生豆を多く使用する」 ということを考えるなら、生豆のころから煎った後もカフェインの量は、変わらないので、「生豆を多く使ってる深煎りのほうがカフェインは、多くなる」ということが言えます。

面白いですね!😀

美味しい珈琲で豊かな人生を!😀

『茶こしを使わなくてもいい場合もある。』

『茶こしを使わなくてもいい場合もある。』

以前、このブログで紹介した「茶こし」。確かに茶こしを使うことによって、クリアですっきりします。でも、茶こしをあえて使わないほうが狙った味が出るときもあります。
たとえば、深煎りでガツンとした苦味やコクを味わいたいときは、あえて茶こしを使わないほうが狙った味が出やすいです。

この選択は、茶こしを使ったことのある人でしかできない選択ですよね!😀
違いがわかって嬉しいですよね!😀

美味しい珈琲で豊かな人生を!😀

『参考までに。僕の読んできたコーヒー関連の本』

『参考までに。僕の読んできたコーヒー関連の本』

今日は、僕が今まで読んできたコーヒーの本で、影響を受けた本を紹介しました。参考までに。
これらの本はなんとみんな図書館で借りれました。😀

・中野弘志
「コーヒー自家焙煎教本」

・天坂信治
「コーヒーがさらに楽しくなる おうちでコーヒー焙煎」

・土居陽介
「珈琲焙煎士のぼくがコーヒーに教わった大切なこと」

・嶋中労
「コーヒーの鬼がゆく」

・広瀬幸雄
「工学屋の見たコーヒーの世界」

・小野善造
「究極の自家焙煎術」

・標交紀
「珈琲の旅」
「苦味礼讃」

・田口護+旦部幸博
コーヒーおいしさの方程式



※標交紀氏の「珈琲の旅」の「珈琲」の字はこの字ではないのですが、うまく変換できませんでした。

美味しい珈琲で豊かな人生を!😀

猫町珈琲研究所 田中コータ

『また戻ってくればいいのです!(今の抽出器具に煮詰まってしまったら新しい抽出器具を試すのもあり!)。』

『また戻ってくればいいのです。(今の抽出器具に煮詰まってしまったら新しい抽出器具を試すのもあり!)。』

「コーヒーの鬼がゆく」(嶋中  労)を読んで、「もか」の標氏の影響でネルを点滴で丁寧に時間をかけて淹れていた。(もかはもうその時はなかったので、あくまで本の影響で)そのときは、いつも4分以上かかっていた。かけていたのでなく、かかってしまったのだ。結果、もったりして、苦味がただ強くて、ぬるいコーヒーをよく飲んでいた。
ネルで点滴で時間かかっても、これが美味しい淹れ方なんだと思い込んでいた部分もあった。

やがて、ネルなのにすっきりした味をだす、近所のコーヒー屋さんに通うようになったり、ネルだけでなく、ペーパーやフレンチプレスやサイフォンなど、ネル以外でも抽出してみるとこによって、器具での味の違いがなんとなくつかめてきた。
そして、一周まわってまたネルにもどったときは、考えて淹れられるようになっていたので、点滴もするけど、以前よりも短い時間で、意味があるネルの淹れ方もできるようになっていた。

今の抽出器具でにつまってしまったら、新しい抽出器具を試してみてみるものありです。
そして、その後また元の抽出器具に戻ると新しい発見があることがあるかもしれません。

ぜひ煮詰まったら、ほかの抽出器具を試してみてもいいかもしれませんね!😀


美味しい珈琲で豊かな人生を!😀